精密なパーツが多いため重労働やスポーツをする時は気を付けよう

機械式時計のムーブメント部分に使われているパーツの中には、物理的な衝撃に弱く繊細な性質を持つものがあり、特に重労働やスポーツをする機会が多い人は注意を払わなくてはなりません。また、パーツの種類によっては、交換をする際に高額な工賃が発生したり、海外から代替パーツの取り寄せが必要となることもあるため、購入前に機械式時計の必要性をよく検討することが大切です。最近では、耐久性が高い金属性のパーツをメインに使用している機械式時計も登場しています。そこで、日常生活の様々な場面で時計を使いたい人は、各メーカーの機械式時計のカタログや公式サイトを通じて、様々な製品のパーツの特徴について購入前に確認することがおすすめです。

数年ごとのオーバーホールの度に高額な費用が掛かることもある

機械式時計は、正しい使用方法を守って大事に着用することで、数十年使い続けることができますが、クオーツ式の時計と比べて維持費が高くなりやすいといった問題点もあります。たとえば、海外製の時計メーカーから発売されている機械式時計については、オーバーホールの際に海外の修理工場に依頼をしなければならなかったり、時期によって納期が一か月以上になったりすることも少なくありません。そうした問題に対処するには、数ある時計メーカーの中でも、全ての機械式時計の購入者を対象にオーバーホールを低価格で受け付けているところや、国内に正規販売店があるところを優先して選ぶと良いでしょう。その他、機会があれば実際に機械式時計のオーバーホールを済ませた人に、具体的な費用や納期について教えてもらうのも有効です。